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ヘルパンギーナは夏に流行するウィルス性の性咽頭炎で、夏風邪の代表的疾患です。
ヘルパンギーナの特徴は発熱と口腔粘膜に水疱が出来る事です。
その他の夏風邪の代表疾患としては夏風邪にはプール熱(咽頭結膜熱)や手口足病(てくちあしびょう)があります。
■病名
ヘルパンギーナ
■病気の内容/症状
コクサッキーA郡ウイルス(CA)やエンテロウイルスなどの夏風邪のウィルスの感染によるウィルス性疾患です。
ウィルスに感染後2~4日くらいで突然発熱し、39℃前後の高熱となります。
発熱に続いて、喉に水泡が出来ます。この水泡が破れると痛みが強くなるため不機嫌になったり、食欲が低下したり、嘔吐したたりする場合もあります。
ヘルパンギーナの特徴は発熱と口腔粘膜に水疱で、咳や鼻水などの風邪の症状はみられません。。
ヘルパンギーナは4歳以下で多くかかるそうです。中でも1歳がもっとも感染しやすいみたいです。
■治療
ヘルパンギーナは特別な治療法はありません。安静にしていれば自然に治りますが、症状によっては対症療法が行われます。
高熱となるため、水分補給を十分に行いましょう。
喉の痛みで十分に水分を補えないと脱水症状を起こす場合があります。
喉に痛みがあるので、刺激の少ない食べ物・飲み物をとるようにしましょう。
■合併症
まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎をなどの合併症がみられることがあるようです
■その他
症状が回復しても2~4週間の長期にわたって便からウイルスが検出されるそうです。
患者やもちろん、周りの人も手洗いをきちんとしましょう。
ヘルパンギーナの可能性があるお子さんは小児科に受診してください。
夏に流行る夏風邪の一種です。
プールの時期に集団発生することがあるので、プール熱と呼ばれているそうです。
その他の夏風邪の代表疾患としては夏風邪には手口足病(てくちあしびょう)やヘルパンギーナがあります。
■病名
プール熱。咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)とも呼ばれます。
■病気の内容/症状
アデノウィルスに感染する事で発症する夏風邪の一種です。
感染してからの潜伏期間は4日~5日で、いきなり38度~40度の高熱がでて3日~4日続きます。
プール熱の特徴は、高熱と喉の痛みや腫れ、目の充血や目やになどの結膜炎の症状が現れる事です。
アデノウィルスは感染力が強く、咳・目やに・唾液などから感染します。
子供はアデノウィルスに対する免疫が出来ていないため、感染しやすいそうです。
消毒が十分でないなどが原因で、プールで集団感染することがあるのでプール熱と呼ばれています。
昔は、プール熱になるのを予防するために乳幼児をプールに入れない方もいたようです。
■治療
症状に応じた対症療法が中心となります。
・熱 ⇒熱を下げる薬(解熱剤など)
・喉の痛み ⇒喉の痛みを和らげる薬
・結膜炎 ⇒結膜炎の薬(点眼薬など)
熱が出るので水分を十分にとり、安静するように心がけましょう。
■合併症
乳幼児では、ごくまれに肺炎になるケースがあるようです。
■その他
プール熱は指定伝染病です。
症状がおさまってもすぐに保育園・幼稚園・小学校に登校してはいけません。
学校保健法施行規則では、主要な症状がおさまってから2日間は原則として出席停止となっています。
プール熱の可能性があるお子さんは小児科に受診してください。
手足口病のは通常、乳幼児や小児に感染し、珍しい病気ではなく、保育園・幼稚園で流行することがあります。
名前の通り、手の平・口の中・足の裏に水疱性の発疹ができる病気です。
その他の夏風邪の代表疾患としては夏風邪にはプール熱(咽頭結膜熱)やヘルパンギーナがあります。
■病名
手口足病(てくちあしびょう)。
■病気の内容/症状
コクサッキーウイルスA16型(coxsackievirus CA16)やエンテロウイルス71型(enterovirus EV71)などのウィルスの感染によるウィルス性疾患です。
手口足病は毎年夏季に流行する急性発疹性感染症です。
手足口病のウィルスに感染後、3日~6日くらいで手のひら、足のうら、口の中の発疹に水疱性の発疹がみられます。
口の中がただれたり、潰瘍ができると痛みで食事を取るのが大変になる場合があります。
また、病気になり始めは微熱がでたり、喉が痛くなったり、食欲がなくなるといった症状もみられます。
■治療
手足口病に対する治療方法はありませんが、症状に応じて症状を緩和するための治療がされます。
多くの場合は10日くらいで自然に治るようです。
■合併症
稀に,急性髄膜炎などの中枢神経系合併症がみられることがあるようです。
■その他
2008年に中国で手口足病が大流行しています。
この中国の大流行は『エンテロウイルス71型』のウィルスによるもので死亡例も報告されています。
手足口病の可能性があるお子さんは小児科に受診してください。
突発性発疹で、初めて高熱がでるケースも多いようでパパ・ママはびっくりするかの知れません。
ただ、熱が下がるまでは通常の風邪と同じような症状ですから突発性湿疹かどうかは熱が下がってから発疹がでるまで分かりません。
■病名
突発性発疹(とぱっつせいほっしん)
■かかりやすい時期
4ヶ月~1歳
■病気の内容
突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)または7型(HHV-7)の感染によって起こる病気で、突然の高熱が3~4日つづき、熱が下がると発疹が出る病気です。
■症状
潜伏期間が2週間ほどで、個人差はありますが高熱(38度~40度)が3~4日続きます。
高熱が出ますが、機嫌が悪くなったり、食欲がなくなったりは余りしないようです。
軽い咳や下痢の症状も併発することがあります。
突発性発疹の特徴は、熱が下がってから24時間以内に汗疹のような発疹が全身に出る事です。
この発疹は汗疹に似ていて、こまかくて赤い発疹です。
発疹は2~3日で薄くなり、やがて治ります。
■合併症
・熱性痙攣
・急性脳症
■その他
突発性発疹は、熱が下がって発疹が出るまでは普通の風邪と同じ症状なので、風邪か突発性発疹かの区別がつきにくいです。
高熱が出ますので安静にして、十分に水分補給をしましょう。
水分は月齢により白湯・麦茶・イオン飲料水など、子供が飲みやすいものにしましょう。
いずれにしろ高熱がでますので、小児科で受診をしましょう。