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新生児・乳児・幼児がなりやすい病気や症状などを紹介します。
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精巣(睾丸)が陰嚢に入っていない状態で、男の子の先天異常では一番高い病気と言われています。


■病名

停留精巣(ていりゅうせいそう)、潜在精巣(せんざいせいそう)や停留睾丸(ていりゅうこうがん)とも呼ばれる。


■病気の内容

停留精巣は陰嚢(いんのう)に精巣(睾丸)が入ってない状態のことです。


男の子にみられる先天的異常の中では一番頻度が高い病気です。


通常精巣は生まれる頃には陰嚢の中に納まりますが、何らかの理由で精巣が途中で止まってしまい陰嚢の中に納まらないのです。


早産や低体重で生まれると頻度が高いようです。


精巣は6ヶ月まで自然に下がる可能性があるので、様子を見ていてよいようですが6ヶ月を過ぎても精巣が降りてこない場合は治療を考えたほうが良いようです。


停留精巣を放置すると精巣の発育を妨げたり、将来不妊になる原因になる可能性があるとも言われています。


■症状

陰嚢の中に精巣(睾丸)がない。


精巣が陰嚢近くにある場合や、鼠径部(そけいぶ)の奥にある場合などいろいいろあります。


停留精巣では両側こともあるが、片側の精巣だけが降りていない場合もあるようです。


■合併症

停留精巣は鼠径ヘルニアを併発している場合があります。


■その他

停留精巣の治療はホルモン療法もありますが、日本では手術治療が一般的なようです。

停留精巣は以下の理由から治療をしたほうが良いとされています。

①生殖能力(精子の形成)をよくできる可能性がある。
②鼠径ヘルニアを併発している可能性がある。
③精巣がんの発生頻度が高いとされている。



停留精巣の可能性があるお子さんは小児科(泌尿器科)に相談してください。


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